2025年8月9日
妻が朝起きると視野に大量の粒がみえ、緊急で眼科を受診することに。
- 海外で病院を受診しなければいけなくなったときは焦りますがまずは海外旅行保険会社に連絡しましょう。提携している病院を紹介してくれます。日本語対応の病院はあれば提携していることが多いです。
- ロンドンの日本語対応の病院はロンドン医療センターというものがあり24時間365日対応ということでした。
- ただし、内科はともかく眼科のようなマイナー診療科は選択肢が限られます。英語や現地の言語での受診も覚悟が必要です。
9時間待って、眼科専門医に診察してもらい、後部硝子体剥離の診断になりました。
- 幸いにして注意しながら旅行は続けていいということでした。
- 飛行機も急遽変更することになりましたが帰国後に一部は保険金として戻ってきました。
合間にちゃっかりPoppies Fish & Chipsで夕食を。フィッシュアンドチップスは確かにおいしかったですが、なかなかお高い。
※当ページの内容については個人の体験談です。同じ症状の方は必ず医師の診断を受けてください。またこの記事は2025年8月時点のものです。医療制度や保険の適用条件は変わる可能性があるため、必ず最新の情報を確認してください。
眼科を救急受診
眼科を救急受診することに。受診先探しに苦労。
朝起きると、妻が右眼が砂嵐のようになっていてよく見えないといって焦っています。自分も驚きます。飛蚊症のひどい状態で、白と黒のゴマのようなものが無数にうごめいていて、眼を動かすとそれも動くと。
今日は17時35分の便でフィンランドに行きます。そうこうしているうちに時間ばかり過ぎていきます。症状としては起きたときが最悪で少し良くなっているか少なくともわるくはなっていないようでしたが、途方に暮れて焦ります。いきなり生じたひどい飛蚊症が片目だけ起きてからずっと続いている状態です。網膜剥離などもありうる症状で今日眼科受診が必要と考えました。
ドバイで歯科受診をしたこともありましたが、それとは違うレベルで焦りました。
ロンドンで今日は土曜日。とりあえず、歯科受診の時と同じように日本語対応の病院をさがしました。1人だけ日本語対応できる眼科医がいるということです。London Eye Consultantというところですが、土曜日は休診日。
次に見つけたのが、ロンドン医療センター。こちらは24時間365日対応、眼科診察もありということ。電話してみましたが、次回の眼科診察日は10日以上先ということでした。またLondon Eye Consultantの医師が外勤として来ているということでそちらに相談するように言われました。
少し途方にくれましたが、いったん冷静になり、クレジットカードの海外旅行保険会社に連絡してみました。眼科受診をすると伝えると提携病院を紹介できるということでしたが、先ほどのロンドン医療センターということでした。
もう一度、ロンドン医療センターに連絡してみました。状況を説明してみると、今日は総合診療医しかいないが、医師に一番早く会って相談したいならうちにくるのが一番早いと思いますといっていただけました。とても心強くありがたいとはおもいましたが、結局眼底の診察ができないと状況に大きく変わりはなく、2度手間になってしまうのではないかと考え、ロンドンの眼科病院を教えていただきました。
救急相談の窓口に電話し病院決定
英語での受診を覚悟しました。Moorfields Eye Hospitalは世界的な眼科病院ということです。そこのサイトを見てみると、看護師につながる救急相談の窓口の番号が載っていたのでかけました。
30分くらいの待ち時間があり、つながりました。電話越しにつたない英語で日本からの旅行者であること、今日フィンランドへのフライトを予定していること、朝から突然の激しい飛蚊症が生じている状況などを説明したところ、ホテル住所を聞かれ、The Royal London Hospitalを受診するように言われました。
Airbnbをチェックアウト。荷物は預かってもらえないので、bounceというアプリを使って近くで荷物を預かってくれる場所を探し、預けました。
病院に向かいます。たまたまですが、初日に泊まっていたIbis budgetホテルのすぐ近くでした。行ってみると、日本でもなかなかみないほどの驚くほど大きい病院でした。
The Royal London Hospitalを受診
受付で患者登録をします。バンドがもらえ、診察室の前で呼ばれるまで待つように言われます。しばらく待つと呼ばれ、看護師か研修医のような2人組に簡単に問診とバイタルがとられました。そのあとは別棟に行くようにいわれました。
医師の診察はこちらで行われているようです。それなりに回転はよさそうでどんどん患者が呼ばれていました。ただ1時間か1時間半くらい待ったころ、呼ばれました。てっきり眼科受診かとおもいきや、担当はGeneral Practitionerということでした。ただ、感じのいい男の人で、なんでロンドンに来たのか、これからどこにいくのかとか聞かれ、世界一周旅行をしていると言うとWonderful!と言っていました。
次の国にはいつ行くの?と聞かれたので今日と答えると、急いで診察するからきっと間に合うよ!と言ってくれました。質問に応じて、症状の説明をしました。網膜剥離(retinal detachment)を心配していることを伝えると、簡易的な検眼鏡は使っていましたが、視野が欠けていなくて光視症がないなら網膜剥離の可能性は低いと思うよとのことでした。
念のため、眼科の先生にも確認してくれるということでした。眼科の先生に経過観察でよいかというようなことを確認していましたが、待てるなら眼科の先生が診てくれるということでした。眼科は休診日だったようなので、You are luckyと言われました。もうどちらにせよ、今日の飛行機は間に合わなさそうだったので、飛行機は変更することにして眼科専門医の診察を受けることにしました。
飛行機はLCCのライアンエアーです。2時間半前までなら、変更手数料45€+差額で変更できるということでしたが、直前なのでめちゃくちゃ高い。かなり痛い出費になってしまいますが、ここは眼科専門医の診察を受けたうえでのほうが今後の安心につながると考え、変更しました。これだけで2人合計で7万円ほどの追加出費になりました。
総合診療医の診察をおえて、待っていたら疲れていそうな若い女性の先生に声をかけられました。これから人を集めて緊急手術をするなんていうからたまげてしまいましたが、よくよく聞くと緊急手術をするから診察は待つことになるけど大丈夫か?ということでした。ここまで来たら待つことにしました。
その後、1時間くらい待つと先ほどの先生が術衣をきて、2時間くらいかかってしまうけどいいか?と聞きにきました。もう航空券も変更したので、徹底的に待つことにしました。2時間と具体的に言ってもらえたので、昼食も食べていなかった状況、いったん外に出ることにしました。わざわざ時間をいいにきてくれたのは親切だと思いました。
症状の方は自然とだいぶよくなってきているようでしたが、飛蚊症の点々が数十個はそれでも見えているとのことでした。
いったん外に出て有名なPoppies Fish & Chipsで夕食
イギリス滞在中に一度はフィッシュアンドチップスを食べておきたいという2人で話していたので、歩いて店に来ました。定番のCodとHaddockをひとつずつ頼みました。一つ約20ポンド(=4000円)、高い...
食事が運ばれてきたときは二人ともつかれていたしお腹もすいていたのでテンションがあがりました。味はというとおいしいですが、味が薄い。きっといろいろつけて食べるのでしょう。タルタルソースやケチャップ、ビネガー、塩胡椒などがおいてありました。
有名店のようで、高かったですが、まあまあおいしかったけど、フィッシュアンドチップスは重めで一度でいいかなという感想でした(笑)
診断は後部硝子体剥離
病院に戻りました。しばらく待って、最後に会ってから2時間が経ちましたが呼ばれません。さすがにこの病院に来てから8時間くらい経つので、もうかなり疲れたし、いつ呼ばれるのか、そもそもこのまま待っていて呼ばれるのかなど不安になりました。結局、手術に入ると言ってから3時間後に先生が来ました。
美人な方でしたが、もともと疲れていた顔がさらに疲れていて少し申し訳ない気持ちになりました。でもこちらもかなり待ったので気にしないことにしました。散瞳薬も使って眼底検査をしてくれました。
診断としては後部硝子体剥離と思われるということ。網膜裂孔や網膜剥離がある場合は緊急対応が必要なので、そちらも確認してくれました。幸いにして網膜剥離などはないということ。現時点で治療は不要、基本的には自然軽快すると思われるが、視野障害や光視症があれば網膜剝離に移行した可能性があり緊急受診が必要とのことでした。今後の旅行についても継続可能と。
基本的には加齢でなる病気ですが、若くても眼科手術歴があるとリスクになるとのことでした。1年前にICL手術をしています。ちなみにロンドンではICLと言ってもあまり通じませんでした。一般的ではないのでしょうか。
結局、9時間病院にいましたが、結果として待って最後まで診察を受けてよかったです。最後に支払いをしようとしたら支払いはないと言われました。イギリスでは救急診察は旅行者含め基本的に費用が請求されないことが多いようです。
費用がかからなかったこともそうですが、その日のうちに他国に出国する予定の外国人で英語もつたないにもかかわらず、丁寧に対応していただいたことは大変ありがたく感じました。飛行機は逃し出費も痛かったですが、眼科専門医にみてもらって旅を続けてよいというお墨付きもいただけたことは本当によかったです。
Novotel London Stansted Airport
ライアンエアーのヘルシンキ行きはスタンステッド空港発です。スタンステッド空港はロンドン市内からだとLiverpool street駅からStansted Expressという電車が便利なようです。数日前に予約していたのですが、これが2人で40£(=8000円くらい)と地味に高い。ただチケットは同日であればどの電車でも乗車できるというものでした。
飛行機も日付を変更してしまったので、こちらも買いなおしが必要かと思いましたが、今日移動してしまえば、元々のチケットが使えることを思いつき、ホテルは空港近くを選びました。
着いたのは23時頃でしたが、ホテルへのシャトルバスもあり、悪くない立地です。費用もリーズナブルでしたが部屋もきれいでした。
ホテル評価
朝はどうなることかと思いましたが、なんとかなりました。飛蚊症の方も自然と改善傾向にあるようでした。
9時間病院はつかれましたが、これもいい思い出です。
ちなみに、もともとはヘルシンキ空港のヒルトンホテルに宿泊予定でしたが、こちらも当日キャンセルになります。宿泊費支払いは覚悟していましたが、診断書を送ったら免除にしてくれました。さすがヒルトン。
保険金で一部戻ってきた!
海外旅行保険はクレジットカード付帯のものを確認すると、お支払いする保険金の欄に、「通院により必要となった旅行行程復帰または、帰国のための交通費、宿泊費」とかいてありました。今回は医療費自体は無料でしたので、保険でお金がもどってくることはあまり期待していなかったのですが、ダメ元で申請してみました。すると妻の分だけの飛行機代と急遽とったホテル代が戻ってきました!5万円分くらいの保険金がもらえました。
同じ状況で保険金がもらえるかは加入している保険によると思いますがよく内容を確認していけそうなら申請してみるのがいいと思います。
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